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第2回 IT講師プロ養成研修開催のお知らせ

銀河ソフトウェア株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:熊井久隆)、株式会社フルネス(本社:東京都中野区、代表取締役:古川正寿)、株式会社クロノス(本社:大阪市淀川区、代表取締役:月村俊之)の3社は、講師未経験者および講師経験の少ない技術者の講師育成を目的に、2013年1月より「IT講師養成コンソーシアム」を立ち上げました。

第1回目の講師プロ養成講座には15名の方にご参加いただきまして、大盛況に終わりました。

ただ、参加者の多くの方が経験者ということもあり、講師経験者がお互いのメソッドを披露し合い、スキルを高め合う内容に終始してしまった部分がございます。

そのため、今回(第2回目)は未経験者の方々を募り、講師プロ養成講座を経て、ゆくゆくは講師として登壇していただきたいと考えております。

第2期生の募集は2013年9月から開始し、2013年10月24日~11月28日の期間で全6回の「IT講師プロ養成研修」を行います。
本研修の講義は、年間100日以上登壇している現役のプロ講師が担当し、プロ講師としての心得や立ち振る舞い、研修のポイントなどを実践形式で行います。

詳しくは、下記募集要項をご確認の上、「IT講師養成コンソーシアム」事務局の各担当者までお問い合わせください。

☆☆☆ 第2回 IT講師プロ養成研修 募集要項 ☆☆☆

◆主 催 IT講師養成コンソーシアム
◆開催目的 講師未経験者および講師経験の少ない技術者を対象に、IT分野におけるプロ講師を育成し、優秀な講師人材を確保することを目的に研修を実施します。
◆開催日時 2013年10月24日(木)、31日(木)、11月7日(木)、14日(木)、21日(木)、28日(木)
各回とも18時30分~21時
◆場 所 株式会社クロノス 「会議室」
(東京都品川区東五反田1-10-8 五反田S&Lビル6F、五反田駅より徒歩3分程度)
◆募集内容 今後プロ講師として活躍したい方、または企業内講師として新人や若手技術者への指導を検討されている方(未経験者)を受講対象として募集します。
◆受講条件 Java言語での開発経験がある方
◆募 集 数 8名程度(申込み順)※応募が多い場合は、別日程で開催する予定です。
◆募集期間 2013年9月1日~10月23日
◆受 講 料 12,000円(2,000円/回×6回) ※受講料は、第1回目の講義時に全額持参ください。
◆受講後の特典 優秀な受講者には、受講後、本コンソーシアムの参加企業から優先的に講師を依頼させていただきます。

◆申込み

お申込みはこちらから → http://bit.ly/18YLgUN

◆問合せ先

IT講師養成コンソーシアム 事務局
 銀河ソフトウェア株式会社 高橋 TEL:03-3712-5540 e-mail:k-takahashi@ginga.info
 株式会社フルネス 宇渡 TEL:03-5345-7738 e-mail:uwatari@fullness.co.jp
 株式会社クロノス 大石 TEL:03-6431-9271 e-mail:oishi@kronos-jp.net
 ※お気軽にお問い合わせください。

 

◆IT講師プロ養成研修 スケジュール

<1回目:【座学】>
イントロダクション、新入社員研修とは、講師の心構え、(宿題)講義導入プレゼン準備

<2回目:【演習】>
講義導入プレゼン、[企画]A氏の講話、(宿題)講義準備(基本構文)

<3回目:【演習】>
講義、良いところ/悪いところを洗い出す、[企画]B氏の講話、(宿題)どうすれば良くなるか考える

<4回目:【座学】>
プロのメイン講師の講義を見る、[企画]C氏の講話、[コラム]目的を考えよう、(宿題)講義準備と質問に応える準備(※アレンジ)

<5回目:【演習】>
講義&質疑応答、[企画]D氏の講話、[コラム]新入社員研修での取り組み、(宿題)講義準備と質問に応える準備(※アレンジ)

<6回目:【演習】>
講義&質疑応答、[企画]E氏の講話、(宿題)講義準備と質問に応える準備(※アレンジ)
 
※アレンジについては、以下の中から個人ごとに別々の宿題を出す予定です。
配列、基本データ型と参照型、メソッド、コンストラクタ、オーバーロードとthis、ポリモフィズム、例外処理、コレクション、JDBCなど

 

ユニット戦隊テスティンガー!!Web Driverによるクロスブラウザテストの実行

ユニット戦隊テスティンガー!!Web Driverによるクロスブラウザテストの実行

前回のあらすじ

テスティングレッドのスミハラタツヤによって、Selenium(光線)の解説している最中に、
デグレード将軍が現れた。 デグレード将軍は、デグレード範囲拡大攻撃を行ったのであった。
テスティングレッドの攻撃(デバッグ)も虚しく、デグレード範囲が広がりを見せつつ合った時、
テスティングレッドは、Selenium-IDEを利用した人海戦術により、見事デグレード将軍を倒したのであった。。。

 

Web Driverによるクロスブラウザテストの実行

Selemium_vol2

 

レッド  「前回はSelenium-IDEのお陰でデグレード将軍を倒せたが、このままではいつか敗れる日がくるかもしれない・・・」

タッキ博士「レッド!」

レッド  「ん?その声は・・・タッキ博士!?」

タッキ博士「どうしたんじゃ、そんな難しい顔をして」

レッド  「タッキ博士、このままでは悪の軍団デスマーチにいつか敗れてしまうのではないでしょうか。。。」

タッキ博士「ぶはははは、そんな事で落ち込んでおるのか?」

レッド  「そんな事って!前回の戦い・・」

タッキ博士「お主は何にも知らないようじゃの。よし、わしが本当のSeleniumを教えてやろう」

レッド  「本当のSelenium?」

タッキ博士「そうじゃ、まずは最新兵器(Selenium2)のSelenium WebDriverについてじゃ!」

特徴

最新兵器であるSelenium2には、ブラウザテストを行うためのインターフェイスとして、環境適応設定(WebDriverインターフェイス)がある。 また、環境適応設定(WebDriverインターフェイス)を実装した、陸海空モード(各種ブラウザのWebDriver具象クラス)が存在する。 実行するブラウザごとに陸海空モード(具象クラス)を変更することで、同一コードで複数のブラウザテストに対応できるのじゃ。

 

レッド  「す、すごい・・・じゃあ、早速・・」

タッキ博士「まぁ待て、落ち着くんじゃ。まずはWebDriverを利用する環境作りじゃ。」

 

環境構築の手順

このサンプルでは、MavenとEclipseを利用する。

※MavenとEclipseのダウンロードと設定は事前に行っているものする。

 

まずは、下記のコマンドを実行し、Maveプロジェクトを作成する。

 

 

次に、自動生成されたpom.xmlのdependencies要素として下記を追加する。

Junit3の記述がある場合は削除する。

[pom.xmlのdependencies]

 

Eclipseのworkspaceで、初めてMavenで利用する場合は、下記のコマンドを実行し、Eclipseのクラスパス変数にM2_REPOを追加する。

 

workspaceがまだ作成されていない場合は、一度Eclipseを起動しworkspaceを作成しておく。

 

Eclipseのプロジェクトに変換する。

pom.xmlがあるディレクトリへ移動し、次のコマンドを実行する。

 

Eclipseプロジェクトに変換後、Eclipseから

「ファイル」→「インポート」→「既存プロジェクトをワークスペースへ」

でインポートする。

 

 

タッキ博士「これで準備は万全じゃ。陸(IE) 海(Firefox) 空(Chrome) のどんな環境であろうともテストができるぞい。」

レッド  「は、はい。それじゃ、ついに使うんですね!?」

タッキ博士「では使ってみるかのー。」

実装サンプル

タッキ博士「まずは、環境適応設定(WebDriver)を海モード(FirefoxDriver)にセットしてっと・・・」

タッキ博士「Googleで”test”文字列を検索でもしてみようかのー」

 

FirefoxでGoogleにアクセスし、「test」文字列を自動入力、検索結果画面表示

 

JUnitのソースを作成する。

テンプレートとして用意されている、AppTestクラスのtestAppメソッドを、以下のように書き換える。

 

 

このテストを実行すると、Googleでtestという文字列を検索し、検索結果画面のTitleが

期待通りの文字列になっていることを確認する。

 

タッキ博士「どうじゃ、環境適応設定(WebDriver)の実力は?」

レッド  「す、すげぇ。。。SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」

レッド  「これならどんな環境でも戦える!!!!」

タッキ博士「よしよし、良いリアクションじゃ。次回はSeleinum Gridについて教えよう!」

 

そして、テスティンガーは明日も世界平和のために戦うのであった、続く

 

 

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